2月9日(金)ピョンチャンオリンピックが韓国で開催しました。
アジアでは1998年の長野オリンピック以来だそうです。
時差がないのは寝不足にならないから良いことです。
「光周性」について、前回まで春化とは日長や温度などの刺激で成熟へと誘導されたながら花芽形成に影響される形態に「温周性」「光周性」 があります。
日の出から日没まで1日の日長の季節の変化を植物が感じ取ることができる植物の制御機能です。
普通1年で最も日が短いのは冬至、最も長い日が夏至ですが、花芽形成が促進、或いは制御する範囲はそれぞれの植物の条件で導かれます。
質的短日植物、(通常時間以上の夜が継続すると着花)、
量的短日植物、(一定期間短日が続いたのち長日が与えられると着花)、
質的長日植物、(通常時間以上の夜が継続すると着花しない植物)、
量的長日植物、(一定期間長日が続いたのち短日が与えられると着花)、
中性植物、(短日、長日では花芽形成せず、ある範囲のみで着花)、
その他にキク科のように日長でも日短でも花芽形成するが中間の日長では花芽形成しない植物もあります。
これらを応用し光周反応の開花調整が人工的に行われています。
電照による明期延長、光中断などの方法で電照栽培が可能で50lx以上、可視光線領域は400nm~800nmで光合成に有効な波長は青色と赤色域が影響するとされています。
ここの最後に、日長などの情報を感知するのは葉から茎へと伝えられ花芽形成を誘導する物質はフロリゲンだということを覚えておいてください。
ありがとうございました。