開花時期
3月、4月
花の色
白
名前の読み
こぶし
分布
北海道から九州
済州島
生育地
山野 庭木
植物のタイプ
樹木
大きさ・高さ
5~18メートル
分類
モクレン科 モクレン属
学名
Magnolia praecocissima
花の特徴
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花は白くてよい香りのする大きな6弁花である。
花びらの形はへら形で、花のつけ根の部分は紅色を帯びる。
萼片が3枚あり、花弁に似るが小さい。
雌しべは花の真ん中にたくさんあり、緑色をしている。
雄しべは橙色で雌しべの周りを取り囲むようにして、これもたくさんある。
葉の特徴
葉は倒卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は薄い紙質で、先は急に尖る。
実の特徴
実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)を集めた瘤状である。
10月ころに熟し、集合果が裂けて赤い種子を白い糸で垂らす。
この花について
―
その他
漢字では「拳」とも書く。
和名の由来は、蕾の形や実の形を「拳」に見立てたものである。
蕾を乾燥させたものを生薬で辛夷(しんい)と言い、鎮痛剤として利用される。
材は床柱や器具材とされる。
俳句の季語は春である。
属名の Magnolia はフランスの植物学者「マニョルさん(Pierre Magnol)」にちなむ。
種小名の praecocissima は「最も早い」という意味である。
コメントを残す