花の特徴
濃い緑色の葉が茂る枝先に壺形の白い小花を総状にたくさんつける。
花冠の先は浅く5つに裂ける。
花の色は、緑や黄色みを帯びたものや桃色、赤などの園芸品種もある。
葉の特徴
葉は楕円形で、互生(互い違いに生える)。
葉の先は尖り、縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は濃い緑色で毛が生えている。
実の特徴
実は直径5~6ミリの扁球形をしたさく果(熟すと果皮が裂開する果実)で、上向きにつく。
この花について
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その他
枝葉に「アセボチン」という有毒成分を含んでいて、馬が食べると麻酔状態になるというので「馬酔木」と名づけられた。
アシビ、アセボ、アセミなどの別名がある。
葉は殺虫剤として利用され、材は床柱などの細工物に使われる。
俳句では「馬酔木の花」が春の季語である。